2018年に車を購入したものの、引っ越しと同時に車を使う機会が減ったので売却することになりました。
しかし、残価設定型クレジット(残クレ)の特性を理解しておらず、売却時に大失敗してしまいました!
これから残クレを検討しているのであれば、メリット・デメリットを理解したうえで利用しましょう。
目次【本記事の内容】
残クレとは
自動車検査登録情報協会によれば、
令和1年11月末の自動車保有台数は8,236万台となっています。
自動車って高い買い物ですよね。1台数百万円もするので現金で払える人は少ないのではないでしょうか。
そこで自動車メーカーは値段が高くて買えない消費者に対し、残価設定型クレジット(通称残クレ)で『月々たったの○万円!』などをキャッチコピーとして広めていきました。
契約時に3年~5年後の残価を設定し、本体価格から残価を差し引いた金額を分割返済する方法です。

私が残クレを利用した時の詳細はつぎのとおりです。
残存価格 707,000円
分割回数 61回
1,593,000円を60回で支払い、最終回に707,000円を支払うというものでした。
最終回支払い時の方法
残クレの最終回支払い時には、3つの方法を選ぶことができます。
- 残価を全額支払う
- 車を引き渡すor買い替える
- ローンを組み直す
1.残価を全額支払う
最終回の支払いをそのまま支払います。
私のケースでいえば、707,000円の支払いに応じるだけです。
2.車を引き渡すor買い替える
車を引き渡すことで、ディーラーに買い取ってもらいます。
車の状態が良ければ新たな手出しをすることはないでしょう。
しかし、ディーラーも営業マンですので新たな車を買わせようとします。というより、それが残クレの狙いだと思っています。
3.ローンを組み直す
残価は本体価格の30%~50%が設定されていますので、残価分を全額払おうとすれば結構な値段ですよね。
そこで、ローンを組み直します。
新たな分割支払手数料が掛かるものの、一括返済できない場合は利用することができます。
メリット・デメリット
残クレにもメリット・デメリットいくつか存在します。ここでは私が感じた点を一つずつ紹介します。
メリット:月々の支払いを軽減
残クレは本体価格から残存価格を差し引いた部分を支払うため、マイカーローンよりも月々の支払いを抑えることができます。
私の残クレを例にしてみます。
- 分割手数料率=1.99%
- ボーナス返済分=75万円
残クレは毎月2万円以内、
ボーナス月は7.5万円です。
一方、同条件でマイカーローンを利用すれば月々の支払が若干高くなります。

月々の支払いが安くなりますよ!
なんて言われてしまうとついつい錯覚してしまいますが、最終回支払分707,000円を支払わないといけないし、支払総額はマイカーローンより高くなっていました。
デメリット:所有者はディーラーになる
意外なデメリットだと思いましたか?
でも所有者がディーラーだといくつか問題がありました。
1.大切に乗らなければならない
所有者がディーラーということは、いつかは返さなければなりません。
たとえば、事故によって車が傷つけばどうなると思いますか?
答えは買い取り価格が下がります。
せっかく買取価格が保証されているのに減額になってしまえば新たに手出し分が出てきます。
2.売却に時間が掛かる
車を売却する際には、所有者を変えるための名義変更をしなければなりません。
今回私が失敗した点です!
詳しくは続きをご覧ください。
売却時に失敗した話
車を手放すと決め、手続きの為にディーラーへ訪れました。

車を売却するにはどうすればいいですか?

残クレの支払い分を一度清算し、完済の確認が出来た後に買取という形になります。

え?買取価格と残債を相殺できないんですか?

申し訳ございません。
できません。

あらま(笑)
~残クレを清算するために電話~

クレジットの一括返済をしたいのですが。。。

6月10日までに180万円を当社の口座へお振込みいただけますか?

わかりましたー
180万円が
飛んでいくのは
痛すぎる!
平静を装ってはいましたが、先に大金が減るのはいい気分ではないですよね。
完済したら早く手続きしないと。。。
まとめ
残クレが設定されている車を売却する際は、一度完済しなければいけないことを理解しておきましょう。
ただ、買取会社の中には残クレ返済中でも買い取ってもらえる所もあるので、いくつか連絡してみるといいですよ。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。