毎年、この時期になるともらえる源泉徴収票。
給料明細書と同じように自宅のごみ箱に捨てていませんか?
無くすと困る場合があるかもしれませんよ!?
源泉徴収票とは
会社員の年収を確認できる資料です。
「去年の年収いくらだった?」
「えっと、400万円だったよ。」
このような会話をするときに根拠となる数字は、源泉徴収票に書かれた金額がほとんどだと思います。
給料明細に書かれてある額面金額×12ヵ月とする人もいるでしょうが、時期によって残業代が変化したり、ボーナスも反映させようと思えば正確な数字は出せません。
そこで、源泉徴収票が役に立ちます。
これが源泉徴収票と呼ばれるものです。
そして、赤丸がされている箇所がいわゆる年収です。
いつもらえる?
1月31日までに会社から前年度分の源泉徴収票を受け取れます。
会社としても1月31日までに税務署へ届出をしなければならないので、間に合わなかったら大変!
退職した場合は?
途中で会社を辞める場合も考えられますよね。
その場合も翌年の1月31日まで待たなければならないのかといえば、答えはNOです。
退職した場合には退職後1か月以内にもらえます。
何に使うもの?
ほとんどの場合は、
- 確定申告書
- 融資審査
このどちらかです。
では、具体的に見ていきましょう。
確定申告に使う
確定申告は以下の条件に当てはまる人が所得税納付の為に行います。
②給与所得以外に20万円を超える収入がある
③2か所以上から給与を受けている
④医療費控除・住宅ローン控除を受ける
⑤ふるさと納税の寄付控除を受ける
他にも条件はありますが、主な条件は5つなのでさらに確認したい方は国税庁HPへどうぞ!
今年の確定申告は2月17日(月)から3月16日(月)までです。
確定申告が必要な方は必ず行いましょう。
融資審査に使う
銀行で借入を申し込む際に提出しなければならない資料の一つです。
住宅ローンの申込では返済比率を確認するために必要です。
つぎの条件で確認してみましょう。
期間 35年
金利 1.0%
毎月の返済額は112,914円となり、年間返済額は1,354,968円です。
返済比率は35%以下が必須条件となりますので、ギリギリ基準に当てはまりますね。
返済比率の基準を超えているので、申し込みの時点で受け付けてもらえません。
銀行へ申し込みをする前に、自分の年収から借入限度額を確認しましょう。
知るぽるとでは、借入返済額のシミュレーションができます。
自分の年収×35%を計算し、年間返済額を上回っているかを事前に調べておけば、借入の相談もスムーズにいくはずです。
まとめ
アルバイトをしている大学生も、給与をもらっている社会人も源泉徴収票を受け取ります。
しかし、私が働き始めて一度も源泉徴収票の重要性について人から教えてもらったことはありません。そもそも理解している人が周りにいなかったのでしょう。
この記事を読まれた方には源泉徴収票の重要性について知っていただけたと思いますので、大切に保管してください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。