高配当株式ETFといえば、VYM・HDV・SPYDですよね。
6月はそれぞれのETFから配当金が支払われるのですが、増配したVYM・HDVに対してSPYDは減配しました!
SPYDが負け組と言えば語弊が生まれるかもしれませんが、2020年6月の配当金だけをみるとVYM・HDVが優秀でした。
それでもSPYDへの投資は止めませんけど(笑)
今回はそれぞれの特徴と配当金推移を振り返っていくので、参考にしていただければ幸いです。
目次【本記事の内容】
VYMの配当金推移
VYMは世界最大級の資産運用会社であるバンガードが運用しています。
- 設立 1975年
- 運用総資産 約572兆円
- 投資家数 3,000万人以上
VYMの正式名はバンガード・米国高配当株式ETFといい、予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を重点的に組み入れています。
組入銘柄
セクター別に見ると、バランスよく分散されていますね。
また、シクリカル銘柄とディフェンシブ銘柄では、ディフェンシブ銘柄の比率が高いと言えます。
景気に左右されない、外部環境の変化に強い銘柄のこと。
シクリカル銘柄とは
シクリカル=景気循環を指し、景気に左右される銘柄のこと。
配当金推移
2020年3月は2019年3月と比較すると配当金が減配になりました。
しかし、6月は前年を大きく上回る33%の増配です!

増配率33%は衝撃的すぎる(笑)
HDVの配当金推移
HDVはブラックロックが運用していますが、バンガードと同じくらい大きな資産運用会社です。
- 設立 1988年
- 運用総資産 約698兆円
- 拠点 世界約30カ国70都市
HDVの正式名はiシェアーズ・コア米国高配当株ETFです。
HDVも配当水準が比較的高い米国株式で構成されています。
構成銘柄
HDVの特徴はゴリゴリのディフェンシブ銘柄です。
外部要因に影響されにくい銘柄ですが、構成銘柄数が75銘柄なので分散が弱いかなーと感じます。
配当金推移
配当金の推移は安定していますね。
3月は2015年からキレイな右肩上がりですし、2020年6月も前年同月対比で17%の増配です。

不況時にも強いHDV!
SPYDの配当金推移
SPYDはステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズが運用しています。
- 設立 1988年
- 運用総資産 約334兆円
- 米国初のETFを運用
SPYDの正式名はSPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETFで、S&P500に採用されている銘柄から配当利回り上位80社で構成されています。
構成銘柄
バランスよく分散されていますが、シクリカル銘柄の比率が若干高めです。
今回のコロナショックではVYM・HDVと比べて大幅に暴落しました。
配当金推移
全体的に右肩上がりを推移していましたが、2020年6月は前年対比で20%の減配です。

SPYDは単純に配当利回り上位80社を選んでいるので、減配するリスクも高いのでしょうか。
まとめ
以前にもセクター別にVYM・HDV・SPYDの比較をしましたが、調べれば調べるほどVYMが優秀だと気付きます。
これからはVYMの投資比率を高めていこうかな。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。