皆さん、こんにちは!
いな穂と申します。
2019年11月12日に米国モーニングスターが「投資家にとってベストな株式ETF」を発表し、バンガードの商品から9つ選出されました。
参考:米国モーニングスターの「最優秀株式ETFリスト」にバンガードETF®が選出されました
投資を始めてみようと考えている人にとって、参考にしていただきたい記事だと思いましたので、どんなETFが採用されているのかを確認していきます。
バンガードとは
バンガードはアメリカペンシルバニア州に本社を置く世界最大級の資産運用会社です。
日本を代表する野村證券の運用総資産が114兆円(2019年3月末)ですので、大きな会社であることがわかりましたね。
低コストのインデックス運用を武器にバンガードは大きく成長しました。そして、2001年からはインデックス運用のノウハウがETFにも発揮されることになりました。
バンガード採用銘柄
米国モーニングスターに今回採用された銘柄はこちらです。
VOOやVTIなど、米国投資に興味を持っている人なら知っている銘柄もあれば、あまり聞かない銘柄もありますね。
今回は大型株ETFに絞って紹介していきます。
VOO
S&P500指数のパフォーマンスを目指すETFです。
「S&P500のパフォーマンスに勝ることはできない」と言われるほど優秀な指数であり、その指数に連動するのであれば高いリターンが見込めますね。
ファンド情報(2019年11月18日現在)
株 価 $286.6150
銘柄数 510銘柄
経費率 0.03%(年率)
分配金 $1.301400(2019/10/1)
株価が他のETFと比較すると高めです。
トータルリターンは5年で10.74%となっています。
テクノロジー銘柄が多い印象です。
VTI
バンガード・トータル・ストック・マーケットETF (VTI)
米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバーできるETFです。
アメリカ全体が不景気になれば大変ですが、アメリカ全体に投資ができるので最大のリスク分散といえます。
ファンド情報(2019年11月18日現在)
株 価 $158.6200
銘柄数 3,611銘柄
経費率 0.03%(年率)
分配金 $0.700000(2019/9/19)
経費率はVOOと同じ0.03%。
驚くべきポイントは3,611銘柄で構成されています。
トータルリターンは5年で10.29%となっています。
テクノロジーと金融で40%を占めます。景気に強気なETFですね。
VV
米国株式市場の大型株式を中心とするETFです。
時価総額の大きい銘柄で構成されているので、人気な株中心に集めているということになります。
ファンド情報(2019年11月18日現在)
株 価 $143.3300
銘柄数 589銘柄
経費率 0.04%(年率)
分配金 $0.557000(2019/9/19)
経費率は少し高くなって0.04%。
それでも大型株を対象とするETFの平均経費率は0.31%なので、安いといえます。
やはりここでもテクノロジーと金融が強いです。
VIG
米国株式市場の10年以上連続して増配を続ける銘柄で構成されるETFです。
インカムゲインを重視する投資家にぴったりです。
ファンド情報(2019年11月18日現在)
株 価 $121.7550
銘柄数 182銘柄
経費率 0.06%(年率)
分配金 $0.552300(2019/9/27)
経費率はVOOやVTIの2倍となりますが、分配金の高さに注目です。
1回の分配金が$0.552300なので、1年で4回受け取るとして$2.2092。
2.2092÷121.755=1.81%
そこまで高くないじゃないか!という声も聞こえてきそうですが、株価がどんどん値上がりしているので配当利回りが下がってしまいました。
資本財や消費サービス、ヘルスケアの比率が高めです。
連続増配当を続けようと思えば、不景気にも強いセクターが多くなります。
まとめ
今回は米国モーニングスターが選ぶETFについてでしたが、7月17日には米フォーブス誌も最優秀ETFを発表しています。
参考:米フォーブス誌の「投資家にとってベストなETF 2019年版 – 最優秀ETFリスト」
バンガードのETFが16本選出されましたが、ここでもVTIが選ばれました。
残念ながらVOO・VV・VIGは選ばれていません。
どのETFに投資をしようか検討しているのであれば、米国モーニングスターや米フォーブス誌が選ぶVTIに投資すべきではないでしょうか。
投資ライフを楽しみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。