皆さんはタワーマンションに憧れますか?
タワーマンションに住んでいる人たちはお金持ちが多いんだろうなーと思うことでしょう。
しかし、タワーマンションには中所得層も住んでいます。
今回は見栄で破滅した事例をご紹介します。
目次【本記事の内容】
条件変更の依頼融資
先日、住宅ローンの条件変更の相談を受けました。

住宅ローンの元金部分を止めてほしいのですが。

理由をお伺いしてもよろしいですか?

収入が減少して、月々の支払いが厳しくて。。。
話を聞けば今年の4月から転職したものの、給料が少なくて住宅ローンが払えないとのこと。
毎月の給料は14万円、住宅ローンの支払いは12万円です。
返済比率85%(笑)
支店協議中に、一人の行員が言いました。

その人、全身ハイブランドじゃなかった?家も凄いよ。高そうな家具を揃えて、訪問時にはケーキと紅茶が出てくるよ。
『『『見栄っ張りなだけか~』』』
タワマンを買うために無理な住宅ローン
お客様の住所をよく見ると、私の住む地域では有名なタワーマンションでした。
その物件は1LDKなのに購入価格は5,000万円以上します!
金利の目安
そのお客様が自宅を購入した当時は、とある銀行で住宅ローンを受けていました。金利は3.0%!
その住宅ローンを私の銀行で借り換えしたのですが、住宅ローンで1%台じゃなければ高すぎます。
繰り返します。
住宅ローンは1%台が基準です。
最近では1%を下回る住宅ローンも増えているので、借り換えるチャンスです。
収入は減少する
住宅ローンの融資期間は一般的に35年です。
仮に30歳で住宅ローンを組めば、65歳で完済することになります。
今の時代、
- 給料が上がり続ける
- 給料は下がらない
なんて保証できません。
現に、そのお客様は
会社役員⇒解散⇒転職⇒退職⇒転職
という道を辿っていました。
見栄は最大の浪費
タワーマンションを買って

私もこれで友達に自慢できる!
と思ったのでしょうか。

良い家には良い家具を!

私にも良い召し物を!

お客様にはおもてなしを!
歯止めが効かなくなり、収入が減少してもなお生活のグレードを下げることが出来ず、総合口座はマイナスへ。
自宅へ行ったことのある行員が応接室に入ってきたものの、お客様からよそよそしい態度を取られたのは、【お金持ちの私】というイメージを壊したくなかったのだと行員が考察していました。
見栄って大変ですね。
家に住むのは自分だけ
タワーマンションに住んで自慢したい!
とか、
お客様をおもてなししたい!
とか、
他人ありきの考え方はやめましょう。
1年間365日の中で他人が家に来る機会なんて毎週来たとしても52日です。
残りの300日以上は自分が住んでいるだけ。
わざわざ他人の目を気にして、身の丈に合わない物を買うべきではありませんね。
まとめ
住宅ローンを組んだとしても、返済比率は20%以下に抑えれるような物件にしましょう。
過去の記事でも紹介しています。
そして、見栄はほどほどに。。。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。