11月3日の大統領選挙投票日では
共産党のバイデン氏が当選確実という
結果になりました。
大統領選挙の結果によっては株式市場も影響を受けると考えられていましたが、S&P500は右肩上がりに上昇しています。
そこで今回は、大統領選挙が行われる11月は売りか買いかを検討するために
100年分のデータを集めて検証していきます。
目次【本記事の内容】
大統領選挙は4年に一度行われ、投票日は11月の第一月曜日の翌日の火曜日と決まっています。

最短で11月2日。
最長で11月8日には投票が行われます。
今年は第一月曜日が11月2日でしたので、
翌日の11月3日が投票日となったわけです。
今回使用したデータは1928年から2016年のうち、大統領選挙が行われる年の11月の月利回りです。
なぜ1928年からなのかというと、
ヤフーファイナンスのデータがそこまでしかなかったからです。
計算方法は11月最初の営業日から11月最後の営業日までのデータを集め、最初の営業日をゼロとして最終日までの投資利回りを計算します。
このような計算式になります。
では実際に見てみます。
見づらい。。。
ということで最終日の利回りをまとめました。
今までの歴史を見てみると共和党と民主党が定期的に入れ替わっていますね。
さらに分析するために共和党と民主党に分けていきます。
共和党は現大統領のドナルド・トランプ氏が所属している党です。
過去の平均利回りは2.31%で、
まぁまぁの成績ですね。
民主党は次期大統領のジョー・バイデン氏が所属している党です。
平均利回りは-1.34%です。
共和党とは大きな差があります。
2020年は民主党が勝利したので、もしかすると月末にかけてマイナスになるのかも知れませんね。
民主党のバイデン氏が当選確実の可能性が出てから、株式市場は何故か連日株高を記録しました。
その理由は大統領選と共に行われている連邦議会選挙で共和党が過半数を確保する見通しが強まってきたからです。
バイデン氏は公約に以下のような政策を掲げています。
- 法人税率を21%から28%へ引き上げ
- 個人所得税の最高税率を引き上げ
- 低所得者向け税控除拡大
ただ、連邦議会で承認されない限りは実行することは出来ないので、「ねじれ」は投資家にとってプラスに考えられたと言えます。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。