【人気高配当ETF】調べていくうちにPFFの魅力が低下

お金

高配当で人気のPFF(iシェアーズ優先株式&インカム証券)ですが、メリットもあればデメリットもあります

他のETFと少し違っていて面白い商品ではあるものの、 購入する前に理解しておきたいポイントを紹介します。

 

 



 

PFFとは

PFFは普通の米国ETFと性質が異なり、米ドル建て優先株式ハイブリッド証券を対象とした指数と同等の投資成果をあげることを目指しています。

 

優先株式とは
議決権に一定の制限が付される代わりに、他の株式に比べて優先的に配当を受けられる株式。

 

ハイブリット証券とは
債券、株式の性質を併せ持つ証券。高いリターンを得られるがリスクも高い。

 

優先株式もハイブリット証券も高いリターンを得られる商品ということを理解していただければ大丈夫です。

参考:SBI証券(利回り5%超のETFも!?低コスト・好配当利回りETFで毎月分配金が受け取れる銘柄も!)

SBI証券でも紹介されるように、ETFの中でも人気が高い商品です。

それでは、メリット・デメリットを見ていきましょう。

 

メリット

メリットは以下の3つです。

  1. 高い配当利回り
  2. 嬉しい毎月配当
  3. 安定した値動き

 

1.高い配当利回り

9月3日の配当利回りは6.02%。他の高配当ETFが3~4%なのに6%を超えてきました!その理由は、配当の高い優先株式とハイリスクハイリターンのハイブリット証券で構成されているので、高い利回りが実現可能です。

 

2.嬉しい毎月配当

上の図の一番右に注目してください。1年間で配当金の支払われる回数が記載されていますが、PFFは毎月配当です!投資額が大きければ配当金で生活が出来ますね(笑)

 

3.安定した値動き

チャートでもわかるように過去10年を見てみるとほとんど値動きがなく、安定して配当を受け取ることができます。

 

デメリット

デメリットはこちら。

  1. 値上がり益は見込めない
  2. 高い経費率
  3. 金融危機に弱い

 

1.値上がり益は見込めない

メリットの3で説明した「安定した値動き」とは、裏を返せばキャピタルゲインが見込めないということです。ここ10年の米国ETFはほとんどが右肩上がりなので、インカムゲインしか魅力がありません。

 

2.高い経費率

ブラックロック社の商品の中でもPFFは経費率が割高です。PFFの経費率0.46%に対し、以前紹介したHDVは経費率0.08%。経費率が高いと、トータルリターンが低下してしまうので、注意が必要です。

 

3.金融危機に弱い

株式は好景気に強く、債券は不景気に強い。投資の世界でよく聞く言葉なのに、PFFは不景気に弱いんです(笑)保有銘柄のほとんどが金融のため、金融危機には大きく下落します。

 

HDVとPFF

PFFをHDVと比較してみましょう。

5年前を基準としてどれだけ値上がりしたかというと、オレンジのPFFは-5.56%青のHDVは20.97%

高い配当利回りだとしてもここまで差があると購入を躊躇います。

 

まとめ

高配当ETFを調べているときにたまたま見つけたPFF。

高配当すげー!と思いましたが、調べていくうちに魅力が低下。。。

購入してみようかと考えていましたが、VYM・HDV・SPYDに使い投資していくつもりです(笑)

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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