一般NISAが2014年1月からスタートし、翌年2015年には金融庁及び各業界団体等がNISAについて知ってもらうために、2月13日を【NISAの日】と定めました。
NISAの日だということを。。。
私も知りませんでした!!!
でも、投資を始めると投資に関する情報が色々と入ってくるようになるんですよね。
今日はNISAを知ってもらうために、口座開設と銘柄選びまで解説していきます。
目次【本記事の内容】
NISAとは
2014年1月にスタートした、少額から投資をする人のための非課税制度です。
NISAには大きく分けて3種類あります。
- 一般NISA
- つみたてNISA
- ジュニアNISA
ジュニアNISAは子供の為に親が開設する口座なので、ここでは説明を省きます。
一般NISAとは
年間120万円を限度に、株式や投資信託などの配当金・分配金・譲渡益が5年間の非課税となります。
基本的には何にでも投資が可能です。国内の株式を買おう、海外の上場投資信託を買おう、何にでも投資が出来て利益部分に税金が掛からないなんてすごいですよね。
ちなみに、NISA口座ではなく普通の特定口座を利用した場合、現在の税率は20%も差し引かれてしまいます。
つみたてNISAとは
年間40万円を限度に、国の定めた基準を満たす投資信託の分配金・譲渡益が20年間の非課税となります。
一般NISAに比べ年間の上限額は3分の1に減少してしまいますが、運用期間は4倍の20年!
一般NISA
120万円×5年=600万円
つみたてNISA
40年×20年=800万円
非課税の対象となる上限額でいえば、つみたてNISAの方がお得ですね。
どっちがオススメ?
一般NISAとつみたてNISAのどちらを選ぶのが良いか。という疑問はいつまで経っても解決しませんよね。
一般NISAを利用している人もいれば、つみたてNISAを利用している人もいます。
ちなみに、令和1年9月時点では一般NISAが87.3%、つみたてNISAが12.7%という結果になっています。
一般NISAが圧倒的に多い結果となりましたが、私は悩んでいる人こそ【つみたてNISA】を選ぶべきだと考えています。
悩んでいる=投資未経験だと仮定すれば、そんな人が年間120万円もよくわからない銘柄に投資をするなんて危険すぎますよね。
一般NISAを選んでいるブロガーさんを例にすれば、普段から多くの銘柄に投資をしていて、運用額の一部だけでも非課税にするためにこの銘柄はNISA口座で運用しよう。と決めて運用しています。
投資未経験もしくは投資初心者であれば、少額からの投資が無難だと思います。
そして、つみたてNISAの特徴として、国が定める基準を満たす投資信託しか利用できないというのもポイント!
まず、投資信託は複数の銘柄をセット売りにした商品なので、分散投資のメリットがあります。
投資信託協会の統計データによれば、2019年12月時点で投資信託は12,931本存在します。
その中から好きなのを選んでね。と言われても決められないですよね。
中には手数料がぼったくりレベルの商品も存在するので、初心者が手を出すと間違いなく失敗します。
しかし、つみたてNISAで買える投資信託は国が定めた基準を満たす投資信託のみです!
本数でいえば2019年10月時点で148本!
この中から選んでいきましょう!と言われたら気が楽になりませんか?
銀行で開設しない
銀行の通帳もあるし、窓口の〇〇さんに頼んでみようかな。と銀行に相談しに行くことだけは止めてください。
カモにされるだけです。
私の話になりますが、銀行に勤めるYくんから社会人1年目の時に『NISA口座を開設してよ。』とお願いされました。
いろんな書類を書かされて、いざ投資でも始めてみるか~と意気込んでみたものの、手数料が高すぎる(笑)
そして、
銀行が取り扱う投資信託は銘柄が少ない。
手数料第一主義ですので、購入時に手数料が掛からないノーロード商品や運用期間中に発生する信託報酬の安い投資信託をあまり取り扱っていません!
ということで、
NISA口座は証券会社で開きましょう。
証券会社といっても、店舗のある証券会社ではなく、ネット証券一択です!
理由は簡単。
変な銘柄を買わされる心配が無いから。
店頭だとお願いされたら断れない雰囲気だったり、担当者に情が芽生えて断り切れず購入してしまった。というケースもあったりします。
自分のお金の運用先は自分で決める!
私は楽天証券でつみたてNISAを開設していますが、スマホでも操作しやすくシンプルなデザインなので気に入っています。
加えてクレジット決済が出来たり、私が投資したかった銘柄を取り扱っているのもポイント!
今後も楽天証券でのつみたてNISAを継続する予定です。
気を付ける3つのこと
投資信託を決める際に気を付けるべきことはつぎの3つです!
・分配金の有無
・ベンチマークの対象
信託報酬の費用
信託報酬とは投資信託を保有している間に掛かり続ける手数料です。
この信託報酬が1%だとすると、
100万円を運用すれば年間1万円も無条件で差し引かれてしまいます。
私が保有している銘柄の中で最安値は0.0968%でした。
簡単に計算しても10分の1ですよね。
分配金の有無
投資信託にも分配金がもらえる投資信託があります。
しかし、分配金には普通分配金と特別分配金の2種類があって、やっかいなのが特別分配金。
特別分配金は運用の収益によって得られた利益還元ではなく、元本の払い戻しです。
簡単にいえば、自分の投資した一部が戻ってくるだけ。
分配金がもらえた!やったー!と思っても、資産が減っていたら全然プラスにならないですよね。
ベンチマークの対象
投資信託にはベンチマークが定められています。
この投資信託はTOPIXの値動きを基準に運用します。などとファンドによって決められているのです。
ずっと下がり続けているベンチマークが採用される投資信託を選んでしまうと、今後も下がり続ける可能性があります。
下のチャートは日本の指数(TOPIX)とアメリカの指数(S&P500)の過去5年分のチャートです。
TOPIXはこの5年で19.51%。
S&P500は58.78%。
その差は歴然ですよね。
日本に住んでいるから日本を基準に考えてしまいますが、世界を基準に考えれば資本が集中するのはアメリカです。
私の今後の投資方針としても、米国株への投資を継続していく予定です。
実績公開
私は昨年からつみたてNISAを始めました。
日本株 5,000円
先進国 5,000円
合計33,333円を毎月積み立てて、これで年間の投資金額が399,996円になります。
去年は市場全体が良かったのでどれもプラスになりました。
投資利回りは10%を超えていますね。
まとめ
NISAの日ということで、本日はつみたてNISAについて説明させていただきました。
投資を始めたいという意思があっても知識が伴っていなければ損をしてしまい、投資自体を止めてしまうかもしれません。
正しい知識を身に付けて、自分の納得のいく投資方法を探してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。