皆さん、こんにちは!
いな穂と申します。
ダウ平均が史上最高値!と連日報道されていますね。
しかし、そんなダウ平均株価の中でも唯一2019年でマイナスリターンの銘柄がありました。
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスについて見ていきましょう。
ランキング
いきなりですが、1年間のトータルリターンランキングを発表したいと思います。
ブルームバーグを参考にしながら2019年12月24日の終値を基準に作成しました。
堂々の1位はアップルでした。
続いて2位はマイクロソフト。
今年はハイテク産業の伸びが顕著となりましたね。
Dow Incについては今年に採用されたばかりなので、1年分のトータルリターンは記載されていませんでした。
マイナスの銘柄
唯一のマイナスリターンとなったウォルグリーン・ブーツ・アライアンス。
そもそも、この会社がどんな会社なのかわからない方に説明すると、アメリカ最大手のドラッグストアチェーンです。
フォーチュン誌が年1回発行するFORTUNE500では、アメリカで17番目に売上高が高い企業として載っています。
その額なんと131,537百万ドル(2018年8月時点)
日本円(109.4円)に換算すると14兆3,901億4,780万円!
日本企業を参考にしてみましょう。
ツルハドラッグ、くすりのレデイ、ウォンツなどを展開する日本最大のドラッグストア(株)ツルハホールディングスは売上高7,824億4,700万円です。
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの18分の1しかありません。
アメリカはモンスター級の企業ばかりだということがよくわかります。
マイナスの理由
そんなウォルグリーン・ブーツ・アライアンスがマイナスリターンとなった原因は何でしょうか。
こちらが1年分のチャートですが、4月ごろにガクッと落ちています。
4月1日の63.49ドルから4月2日には55.36ドルへ下落。その下落率はまさかの10%以上!
下落した理由は、2018年12月-2019年2月の売上高が3.8%下落したことにあります。
企業の収益力の高さをはかる1株当たり利益では、アナリスト予想1.72ドルに対し1.64ドルとなり、予想を下回る決算内容だったことから株価が暴落しました。
まとめ
ダウ平均株価の1年トータルリターンは34.24%となり、史上最高値を更新し続けているものの、その陰では株価低迷に悩む企業も存在することがわかりました。
決算発表時は特に株価が動きやすいので、保有している銘柄の決算発表はしっかりと確認しておきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。