抵当権の抹消はしましたか?住宅ローンを完済しても消えない抵当権

皆さん、こんにちは!

いな穂と申します。

 

親は持ち家に住んでいますか?

仮に持ち家であれば、必ず住宅ローンの有無を話し合っていてください。

完済していたとしてもです!

なぜこんなことを話すかというと、持ち家に銀行の抵当権が付いたまま親御さんが亡くなり、相続人である子供たちが苦労しているからです

苦労しないためにも、今から確認していきましょう。

 

 

抵当権とは

抵当権とは、住宅ローンなどの融資が返済できなくなった時、銀行が担保に取ることを意味します。

簡単に言えば、返済ができなくなれば家を売る権利が銀行にあるという状態です

抵当権の特徴としては、住宅ローン残高を超える請求は発生しないので、完済と同時に抵当権も無くなります

しかし、抵当権の抹消をしないと、不動産登記簿謄本には残ったまま

手続きしないとどうなる?

住宅ローンが完済すれば抵当権は必ず抹消しなければなりません。

抹消しないときのリスクは

  1. 売却が難しくなる
  2. 相続が難しくなる
  3. 銀行の店舗統廃合

この3点です。

 

1.売却が難しくなる

抵当権が付いたままだと、買い手は付きにくくなります。

なぜなら、買い手に所有権が移った際、抵当権を銀行から行使されれば家を手放さなければならないからです

そのようなことが起こらないように、「不動産の引き渡しまでに抵当権を抹消する」という条件がつくようになっています。

 

2.相続が難しくなる

次の確認方法でも解説しますが、銀行名の記載はあれど、支店名の記載がないパターンがあります

最寄りの店舗へ相続人が電話で確認しようとしても場所が違ったり、電話越しだと本人確認もできず「個人情報なのでお伝えすることはできません」と言われるかもしれません。

銀行側も相続人による抵当権の抹消は手続きが面倒なんですよね(笑)

 

3.銀行の統廃合

これは非常に面倒です(笑)

住宅ローンを借りていた店舗がどこかの店舗と統合したり廃店になったらどこに書類が行ったのかわかならくなります

司法書士もかなり苦労しているので、一般の方が手続きしようとすると困難を極めます。

 

確認方法

ちょうど見本の“本”で隠れていますが、その部分に抵当権を付けた銀行の情報が記載されています

今回の場合は株式会社法務銀行となっています。

取扱店の記載は霞が関支店と記載があるものの、書かれていないケースもあります

もし書かれていないと、相続人の探す手間が生まれてしまいますよね。

抹消手続き

手続きは簡単です。

取扱銀行へ電話して解除書と委任状を請求、その後に法務局で抵当権抹消手続きをします。

と言われても???ですよね(笑)

でもご安心を!

司法書士へ頼めば、すぐ対応してくれます。

自分で頼んでもいいですし、銀行へ抵当権の抹消する旨を伝えた後、司法書士はお願いできませんか?と聞いてみるものありです!

まとめ

今回は抵当権の特徴と抹消についてお話しました。

なぜ設定の話をしないかというと、設定する時は銀行不動産業者司法書士が丁寧に対応してくれるからです

住宅ローンが完済するころには、当時対応してくれた人は間違いなくいません。

悲しいですよね。

手続きが簡単なうちに素早く対応しましょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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