新年度!
4月1日はドキドキしながら入社式を迎えたのではないでしょうか。
大学生はそろそろ就活しなきゃなーとエンジンが入りかけているところですかね。
ということで、現役銀行員が銀行のメリット・デメリットをご紹介していきます。
リアルをお届けしますよ!
目次【本記事の内容】
いな穂のプロフィール
現在、私は20代後半です。
大学卒業後に今の銀行へ勤め、入行して間もない頃は預金業務も携わり、リテール営業も経験しました。
個人顧客を対象とした営業です。
要するにお金を集めるのが仕事。
性格的にペコペコするのが嫌だったので、おじいちゃんおばあちゃんに愛想を振りまき続けるのが苦痛でした(笑)
今では融資担当として法人や個人事業主への融資を行っていて、業歴は約7年です。
銀行員のメリット
では、銀行員のメリットです。
- 給料が良い
- 社長と話が出来る
これに尽きます!
というか、この2つのために銀行へ就職したようなものだと思います。
給料が良い
初任給はどこの企業もあまり差がありません。
大学の友人と初任給の話をした時は、どんな業種・職種でも20万円ちょっとでした。
しかし、昇給率の差が年収に影響します。
入行1年目の手取り額を基準にすると、
3年目は入行対比103%でした。

あまり増えてないじゃん!
と言いたくなりますが、この年から働き方改革によって残業がほとんど出来なくなりました。
そのせいで給料は毎月2万円程度の減少となり、103%という結果に。。。
給料が増えたのは、ここ最近です。
支店業績や昇格のタイミングもあって一気に年収が跳ね上がりました。
具体的な金額は伏せますが、
500~600万円の間です。
社長と話が出来る
これも嬉しいメリットです。
私は小さい頃から『社長になる!』と言い続けていました。

お金持ちになりたい。
それならサラリーマンは無理だ。
いずれ社長になってやる。
だけど何をして稼ごう。。。
だったら世の社長を見てみたい!
というのがきっかけで銀行業界への就職を決めました。
安易ですよね~(笑)
以前、このようなブログを書きました。
取引先の全てが金持ち社長というわけではなく、経営難に陥る社長もいます。
そういった社長と話をすることで、何で失敗したのかを知ることもできますよね。
とある貧乏社長は、

時代の流れに取り残されたから今では受注がほとんど無くなった。
と言います。
その一方で、
稼げると思った事業に転換したことで
借金数十億円を5年で完済!
今では数十億円の資産を作った社長もいらっしゃいます。
社長と話をするだけで楽しい!
取引先という関係ではなく、ビジネスの先輩として何でも話を聞けるっていうのは銀行員の特権ですよね。
銀行員のデメリット
つぎに、銀行員のデメリット。
- ノルマ
- 勉強
これしかない(笑)
これが原因での退職者が後を絶ちません。
ノルマ
銀行=ノルマ地獄
この印象は強いと思います。
実際に、預かり資産は億以上のお金を集めないといけないし、融資の目標も億単位です。
数字のプレッシャーに耐え切れずに辞めた人間は数知れず。。。
晴れの日に傘を貸す。
この言葉をご存じですか?
企業の業績が好調で資金の必要性もないのに銀行がお金を借りてくれと言い寄ってくる。
しかし、一転して不調になるとお金を貸してくれない。ましてや貸した融資の返済を迫ってくる。
ようするに皮肉の例え話です。
それは私自身も感じています。
ノルマありきの仕事になってしまう。
だから私は後輩たちに

商品を売ろうとするな。
恩を売れ。
そうすればお客様が助けてくれる。
と伝えてきました。
実際、私が数字に困った時に助けていただける社長が多く存在します。
ありがたい限りです。
勉強
これもよく聞きますよね。
私が1年目の時は入行後2か月間はほとんど土曜日に研修や勉強会をしていた記憶があります。
そして試験試験試験!
絶対に落としてはいけない戦い(試験)がそこにある!
試験だけでなく、覚えることがたくさんあるんですよね。
融資だと基礎知識以外に、案件の専門知識まで勉強しなければなりません。
不動産・建設・飲食などなど。。。
常に調べ物をしています。
離職率は高い?
私の勤める銀行だけでなく、他の銀行も考慮しながらお話すると。。。
やっぱり離職率は高い!
銀行業界に多くの友人が就職しましたが、ほとんどの人間が辞めました(笑)
◎大手の地銀⇒2年目
◎中堅の地銀⇒1年目
◎信用組合⇒1年目
早い時期に辞めていますね(笑)
信用金庫と労働金庫に勤める友人は未だに続けています。
まとめ
銀行員は高収入だけどノルマが大変。ってよく聞きますよね。
価値観は人それぞれあると思いますが、銀行への就職を検討しているのであれば、参考にしてみてください。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。