皆さん、こんにちは!
いな穂と申します。
10月15日にジョンソン・エンド・ジョンソンの四半期決算が発表され、決算予想を上回る結果に株価は値上がりしました。
しかし、10月18日にベビーパウダーからアスベストが検出されるニュースにより株価は瞬く間に暴落。
今回の出来事について見ていきましょう。
JNJとは
世界最大級のヘルスケアカンパニーです。
2018年度決算では世界売上ランキングのトップ10に入っています。
投資家にも知名度の高い企業です。
- 配当利回りは2.9%
- 57年連続増配
配当利回りも良く、50年以上も増配を続けているので人気の理由も納得です。
四半期決算の結果
10月15日の取引開始前にジョンソン・エンド・ジョンソンが7月~9月の決算を発表。
企業の価値を表す重要な指標である一株当たり利益は2.12ドルで、予想平均の2.01ドルを上回りました。
18日の黒塗りは後のお楽しみ(笑)
15日の発表から株価は勢いよく値上がりしました。
14日からの終値を数字で見ていくと伸び率が凄いですね。
仮に100株を14日に購入して17日に売却できていれば
買:130.83×100=13,083ドル
売:136.19×100=13,619ドル
13,619-13,083=536ドル
約57,000円を4日で儲けることができました!
ベビーパウダー事件
10月18日にアメリカで販売するベビーパウダーを自主回収すると発表。
その理由は米食品医薬品局(FDA)の検査で微量のアスベストが検出されたからです。
日本でも一時期アスベストの問題が起こりましたね。
昔の建物には建築資材としてアスベストが使用されていましたが、非常に細かく軽い繊維なので空気中に漂います。そのアスベストを吸い込んでしまうと肺がんなどの病気になることが発覚し、日本ではアスベストの使用が禁止されました。
そんな物質が検出されて大変だ―!ってことで自主回収することになりました。
そして発表後の株価をご覧ください。
まるで滑り台(笑)
子供は楽しいかもしれませんが、投資家はまったく楽しくない!
決算発表後に買ってしまった人たちの叫びが聞こえてきそうです。
まとめ
よくある「グッドニュースとバッドニュースがあるんだけど、どっちから聞きたい?」という会話をこの1週間で実現してくれたジョンソン・エンド・ジョンソン。
発表の順番が逆だったら、どうなっていましたかね?
Buy&Holdと定期購入を基本としている私は、決算が出た後に購入もしていませんし、ベビーパウダー事件が起きても売却していません。昔から保有していたのでトータルリターンは250円程度の損失で抑えられました(笑)
ジョンソン・エンド・ジョンソンに踊らされてしまった方は残念な結果となってしまいましたが、Buy&Holdと定期購入のメリットを実感できたのでご報告させていただきました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。