私は2019年8月から米国株式投資を始めましたが、2020年7月を目途に高配当株式投資を止め、インデックス投資に切り替えています。
インデックス投資を行う上で特に大切なことは暴落のダメージを最小限に抑えることです。
今回は、私なりに試行錯誤しながらたどり着いた分散投資についてお話していきます。
目次【本記事の内容】

S&P500は最強の指数だ!
と考える投資家は多いと思います。実際に私も最強だと思っていますから(笑)
でも実際には上昇と下落を繰り返しながら上昇しているので、リタイア前に暴落してしまうと大変です。
S&P500のチャートをグーグルで検索したものですが、見ていただきたいのは暴落した年です。
・2000年
・2008年
・2020年
2000年(ITバブル崩壊)で約7年、2008年(リーマンショック)で約2年間は評価損が続きます。
2020年(コロナショック)では回復まで半年も掛かりませんでしたが、もしかしたら2番底が訪れて数年回復しない可能性もあります。
S&P500の今後に期待はしているものの、過信してはいけないと思って分散投資を考えました。
株式・金・債券への分散投資として、私は以下の3つを選びました。
・株式⇒VOO
・金⇒IAU
・債券⇒VGLT
それぞれのETFについて確認していきましょう。
S&P500指数のパフォーマンスへの連動を目指すETFです。
- 株価:$309.51(8/14)
- 運用会社:バンガード
- 設定日:2010年9月7日
- 構成銘柄数:509
正式名称はiシェアーズ ゴールド・トラストです。
金地金価格の変動に概ね連動することを目標としています。
- 株価:$18.55(8/14)
- 運用会社:ブラックロック
- 設定日:2005年1月21日
- 構成銘柄数:1
正式名称はバンガード・米国長期国債ETF です。
ブルームバーグ・バークレイズ米国政府債浮動調整(10年超)インデックスのパフォーマンスへの連動を目指します。
- 株価:$99.63(8/14)
- 運用会社:バンガード
- 設定日:2009年11月19日
- 構成銘柄数:56
私の投資先に対して、

時価総額でいえば、
もっと良いETFがある。
と考える方もいるでしょう。
・VOOよりSPY
・IAUよりGLD
・VGLTよりTLT
時価総額は遥かに後者の方が大きいといえます。
誰が見てもSPY・GLD・TLTで良いと思いますよね。
でも、時価総額が大きいメリットを考えたときに売買しやすいメリットは個人の長期投資にあまり関係ないと判断しました。
時価総額が大きいと買いたい時に買え、売りたい時に売れるというメリットがあります。
しかし、成行で毎回注文しているので関係ありません。
成行注文の理由は、長期目線で考えたときに購入単価は誤差レベルだからです。
たしかに機関投資家であれば時価総額が大きいETFを選ぶと思います。
取引単位が桁違いですので、希望する価格で全て約定できなければ機会損失が発生します。
でも私は個人投資家で、取引単位もごくわずかですし。。。

夜起きて指値注文するぐらいなら寝たい。
経費率を重視する
経費率は長期投資において重要です。
同じ値動きをするETFでも、経費率に差があればそれだけ最終的なパフォーマンスに影響してくるからです。
時価総額はSPY・GLD・TLTの圧勝でしたが、経費率はどうなっているのでしょうか。
VOO・IAU・VGLTの圧勝です。
同じ値動きをするETFであれば、少しでも経費率の低いETFを選ぶことで最終的なパフォーマンスは高くなりますよね。
注意:時価総額と経費率は楽天証券にて2020年7月末を基準としています。
私が考えた投資比率はコチラです。
この投資比率に至った経緯は一人のYouTuberでした。
高橋ダン
ウォール街でモルガンスタンレーに勤務し、26歳にはヘッジファンドを設立。
30歳には自分の保有株を売却し、いわゆるFIREを達成した人。
高橋ダンさんがオススメする長期投資のアセットアロケーションです。
ライオン戦略と名付けているそうです。カッコイイですね!
国債の投資比率を10%にする理由は、長期金利が下落して利回りに魅力が無いからです。
自分の意志は無いのか!との批判も出てきそうですが、ウォール街で成功した人がオススメするポートフォリオを実際に作ってみたいという興味本位です。
去年1年間は高配当投資で失敗したという経験ができたので、今年1年は分散投資を実践してみようと思います。
分散投資にはポートフォリオの暴落を防ぐだけでなく、リバランスというメリットもあります。
比率を決めておくことで、
このような投資手法ができます。
VOO一本だと割高な状態でも買わなければなりませんからね。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。