保険の仕組みと基本原則を理解しておこう!

皆さん、こんにちは!

いな穂と申します。

 

保険の制度は「一人は万人のために、万人は一人のために」という相互扶助の精神で成り立っています。

リスクに備えるために貯蓄をすると思いますが、若いうちは貯蓄も満足にできていない場合が多く、万が一の場合に金銭的に対応できないこともあります。

保険の仕組みや基本原則を理解していきましょう。

 

 

保険とは

皆さんは貯蓄が好きですか?

なぜ貯蓄をしているかというと、「何かあったときの為」と答える人がほとんどじゃないでしょうか?

保険も同じです。

車や住まい、体のリスクに備えるために保険へ加入します。

貯蓄は三角、保険は四角。

このような言葉があります。

この図は横軸が時間、縦軸が貯蓄額と保険金額です。

色塗りされている部分は、事故の際にカバーできる部分と思ってください。

 

〇貯蓄の場合

貯蓄が出来ていれば、事故があった時でも対応できますが、もしなければ対応できません。

これは貯蓄がないこともあるでしょうし、事故による損害額が大きすぎることも考えられます。

家が火事で全損してしまったり、保険適用外の手術を受けないといけない場合などです。

 

〇保険の場合

保険は一定額を支払えば、万が一の場合に損害額と同等の保険金が支払われます

貯蓄ができていなくても、損害額が大きくても対応できますよね。

 

このように保険料を支払っていると、加入後すぐに事故があってもすぐに補償を受けられるメリットがあります

 

保険には3つの考え方があるので、学んでいきましょう。

大数の法則

サイコロを1回振ると何が出ると思いますか?

6面あるので1から6のどれかです。

では100回や1,000回振るとどうなるかといえば、その比率は6分の1に近づいていきます

何が言いたいかというと、数少ない現象でも数多くの経験を集めると一定の法則を見出せるということです。

火事の確率でも、過去の火事を数えてみれば一年間でどれだけの件数があるのか、どんな時期が多いのか、どんな原因が多いのかもわかります。

その確率を基に被害額の確認、保険金を計算し、保険料を設定します。

収支相当の原則

保険契約の中には、

  • 生命保険の契約直後に死亡。
  • 火災保険の契約直後に火災。
  • 満期まで事故が発生しない

このようなことが考えられます。

個々の保険契約で見てみると、保険料と保険金のバランスは保たれません。

言葉を変えると、契約直後に事故があれば少ない保険料で保険金がもらえますが、満期まで何もなければ保険料が無駄になります

そこで保険制度では、保険契約者が保険会社に払い込む保険料の総額(収入総額)と保険会社が保険金受取人に支払う保険金の総額(支出総額)が等しくなるよう、保険契約全体で収支バランスを保つ必要があります。

1年間のうち、100世帯の中で1軒が火事となり、保険金の支払い額が1,000万円となりました。

保険金の支払い額1,000万円と同じ額になるよう、保険料を設定します。

1,000万円÷100軒=10万円

1軒あたりの保険料は10万円になる、といった感じです。

公平の原則

保険は危険度の異なる人々が加入しているため、全員が同じ保険料では不公平が生じます

私が「保険料高い!」と思ったのは19歳の時にバイクを購入し、損害保険を契約した時です。

具体的な保険料は覚えていませんが、2万円近かったことを記憶しています。

今となっては車に乗っているのに毎月約6,000円。

 

この違いは何かというと、年齢の違いです。

若いころは運転に慣れていないので、事故のリスクが高いと判断されています。

そのため、10代の保険料と20代の保険料は違います。

 

火災保険も同じことがいえます。

木造一軒家鉄筋マンションだったらどっちが燃えやすいと思いますか?

もちろん木造一軒家ですよね。

事故が起こりやすい物件には保険料も高く設定されています。

まとめ

冒頭で貯蓄と保険のお話しました。

事故による損害額をカバーできない場合に保険へ加入しますが、逆をいえば損害額をカバーできるのであれば保険に加入する必要はありません。

むやみやたらに保険加入する必要はないということ。

今後は、加入する必要があるもの加入する必要がないものもお話していきます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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