皆さん、こんにちは!
いな穂と申します。
マイホームを買いたくて住宅ローンを申し込んでも審査に落ちてしまうケースがあります。
本人も辛いでしょうし、断る銀行側も辛かったりします。
そこで、審査に落ちてしまう人の特徴を3つに分けてお話していきます。
返済比率
返済比率とは年収と返済額を比較して、基準値に当てはまるかどうかを判断します。
基準値の目安は返済比率30%以下としています。
計算式はこちら。
年間返済額は
- 借入金額
- 返済期間
- 利率
で計算することができます。
具体的に計算してみましょう。
- 年収 450万円
- 借入金額 3,000万円
- 返済期間 35年
- 利率 1.0%
毎月返済額は84,685円
(84,685円×12)÷450万円×100
=22.58%
基準値の30%より下回っているので、審査の土台に乗ることができます。
ちなみに、住宅ローン以外に借入がある場合は、そのローンの返済額も加味して考えます。
信用情報
銀行は融資の申し込みがあった場合、個人信用調査を行います。
ほとんどの場合、CICやJICCやKSCなどの信用調査会社を利用しています。
どんな情報が出てくるかというと、カードローンの利用額やローン残高、過去の支払い状況までわかってしまうんです。
自己破産などの融資事故はもちろんですが、融資延滞があれば間違いなく審査に落ちます。
返済状況は5年間記録されてしまいますので、住宅ローンを申込しようとしている場合は、過去に延滞がないか思い出してみてください。
ちなみに、信用調査は個人でも申し込みができます。
何で融資審査に落ちるのだろう。
申込前に確認したい。
と考えている方は有料ですが調べることができます。
顧客属性
顧客属性とは、大きく分けて職務履歴と資産背景です。
たとえば、今の会社に勤めて1年も満たない場合、辞めてしまう可能性が高いといえます。
辞めてしまうと返済が滞るリスクもありますし、仮に違う企業へ就職できたとしても申し込み時の年収より下がってしまうこともあります。
そういったリスクを防ぐためにも、銀行は勤続年数1年未満の申し込みに対して、否決となる場合が多いです。
また、資産背景も重視します。
簡単に言えばどれだけ資産を持っているかです。
現金や預金があれば住宅ローンの頭金に入れることもできますし、余剰資金があるということは毎月の返済が遅れる心配が減ります。
銀行によって違いますが、1~2割程度の頭金を用意しなければならない銀行もありますので、下調べをすることは大切です。
その他
他にも審査で落ちる理由があり、回避できる方法をお伝えします。
年齢
完済する時の年齢が80歳未満に収まるようにするには、45歳までに申込する必要があります。
借入期間マックスの35年ローンを組む場合ですけどね。
健康状態
これは団体信用生命保険に加入するための条件です。
団信が条件となっている銀行は健康状態を重視しますが、団信なしで申込できるところもあります。
個人事業主
個人事業主は節税のために所得を少なくしています。
銀行は売上ではなく所得で判断するため、住宅ローンを検討しているのであれば、直近(できれば直近3年分)の所得は上げておきましょう。
担保
購入物件の価値が低いと審査は落ちてしまうのか、という問いですが、実際のところ銀行は担保評価より申込人の情報を基に審査しています。
ですので、極端に悪くなければ物件が悪くて落ちることは少ないです。
まとめ
住宅ローンの申し込みをした後に後悔するより、申し込みのために準備しておくことは大切です。
しっかり働き、お金を貯めて、借入は極力控える。
それだけで審査が変わります。
マイホームを買うときに金利の高い所しか審査が通りませんでした、ということにならないように、審査のポイントを理解しておいてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。