高配当株にも注意すべき点があります!減配や株価下落。。。

皆さん、こんにちは!

いな穂と申します。

 

配当金生活は憧れますよね。

しかし、高配当株には注意しなければならない点があります。

私なりに3つにまとめて、最後には高配当株を選ぶときのポイントを紹介します。

 

 

減配する可能性

高配当株でもっとも怖いリスクは減配するリスクです。

減配とは配当金が減少することであり、最悪の場合は配当金がまったく受け取れなくなる無配なんてこともあります。

業績が低迷していると利益が出にくくなり、どこかのタイミングで減配や無配になる可能性もあります。

 

配当金は利益があって初めて株主に還元されます

株価を維持するために業績が不調でも高配当を続けている場合は、注意が必要です。

 

その企業の売上や利益が伸びていることを確認しましょう。

配当性向が高すぎる

配当性向の計算式はこちら。

 

配当金÷当期純利益×100

1株当たりの配当金と当期純利益を比較して配当金の方が高いとどうなるでしょうか。

業績以上に株主に還元していることがわかりますね。

 

日本株の中でも高配当株として有名なのが日本たばこ産業(JT)です。

予想配当利回りは6.9%で、この数字だけを見れば魅力的ですよね。

しかし、こちらをご覧ください。

JTの公式サイトから持ってきたものですが、配当性向が年々高くなっています

配当性向が高ければ、株主への還元が高く良いことですが、高すぎると限界を迎え減配する可能性もあるのではないかと考えています。

株価が下落している

同じようにJTの株価を参考にしていきましょう。

こちらのチャートをご覧ください。

2016年頃をピークに下がり続けています

配当利回りの計算式は

 

配当金÷株価×100

このようになっています。

 

分子の配当金が高くなれば配当利回りも高くなりますが、分母の株価が下がっても配当利回りは高くなります。

前者の場合は嬉しい状態ですが、後者の場合は悲しいですよね。

 

JTを細かく見ていくと、配当利回りは6%後半です。

しかし、株価の変化率は下の表になっています。

5営業日前 0.27%
20営業日前 -5.72%
3か月前 -10.11%
6か月前 -20.51%
1年前 -23.32%
3年前 -45.43%
5年前 -37.14%

配当利回りは高くても株価が下がり続けると得なのかどうかもわかりませんよね。

 

配当利回りだけを見るのではなく、株価の動きも調べましょう。

選ぶポイント

これはあくまでも私の個人的な考え方ですが、参考になれば幸いです。

  1. 世界を代表する企業を狙う
  2. 売上高と営業利益が右肩上がり
  3. キャッシュフローが潤沢
  4. 景気に左右されない業種を選ぶ

 

1.世界を代表する企業を狙う

世界中の誰もが知っているような企業は優良企業が多いです。

コカコーラは知っていますよね?

炭酸が苦手で、飲んだことが無い人でも名前はご存じですよね。

世界中の人々が知っているということは、世界中をマーケットとしており、競合他社を寄せ付けません

これからも安定した売上高が見込めるでしょう。

 

2.売上高と営業利益が右肩上がり

売上高と営業利益が右肩上がりだと今後も高い成長が見込めます。

アメリカのホームデポという企業はご存じですか?

住宅の建材や住宅改善製品、芝生・園芸製品を販売している企業です。

アメリカは中古住宅の市場規模が大きく、中古物件を購入してDIYするのがメジャーなんです。

楽天証券のページを引用させていただきましたが、売上高も営業利益も右肩上がり!

そして、桁がおかしい(笑)

2019年2月の売上高が108,203百万ドルということは、日本円で約11兆円

世界を代表する企業ともなれば売上高もすごいんですね。

 

3.キャッシュフローが潤沢

キャッシュフローとは企業活動における現金の出入りのことをいいます。

その中でも大切なのが営業キャッシュフローです。

営業キャッシュフローは商品の販売や仕入れ、経費や人件費の支払いによる現金の出入りです。

企業の本業は営業活動によって得られた利益です。

本業の時点でマイナスになっていると業績不振の疑いがあるので、キャッシュフローがプラスになっているか確認しています。

 

4.景気に左右されない業種を選ぶ

大きく分けて、業種は11種類に分けられます。

  • 生活必需品
  • ヘルスケア
  • 公益事業
  • 情報技術
  • 資本財
  • エネルギー
  • 電気通信
  • 一般消費財
  • 金融
  • 素材
  • 不動産

その中でも情報技術・金融・不動産などは好景気に業績が伸びる傾向にありますが、不景気には業績が低迷します。

しかし、生活必需品や電気通信、一般消費財などは不景気でも消費しなければ生きていけないので景気に左右されにくい特徴があります。

安定した業績を上げるには安定した業種を選ぶことが大切であり、不景気に強い銘柄をオススメします。

まとめ

選ぶ4つのポイントを上げさせていただきましたが、この条件をクリアできる企業となると米国株が有利なんですよね。

理由は世界を代表する企業が多いから

ちなみに、コカコーラやホームデポの株は私も保有しています。

まだまだたくさんの優良株がありますので、自分の投資スタイルにあった銘柄を見つけてみてください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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