GPIFのシンプルな分散投資

お金

 

世界最大の年金基金であるGPIFは

分散投資を基本としています。

 

株式へ集中投資だ!

時代はアメリカ株だ!

後輩(2年目)

自分の投資手法はどうしようか。

と悩む投資家必見です。

 

2001年から2020年までの約20年で

70兆円のリターンを遂げたGPIFの運用を

見ていきましょう!

 



目次【本記事の内容】

  1. GPIFとは
  2. 運用手法
  3. 運用実績
  4. まとめ

 

GPIFとは

厚生年金や国民年金の資産運用を行う

組織だと考えてください。

GPIFとは(Government Pension Investment Fund)のことで、日本語では年金積立金管理運用独立行政法人といいます。

 

私達が毎月支払っている年金を

定年を迎えた方に給付しているのではなく、

GPIFが運用しながら

資産の拡大を図っているわけです。

 

厚生労働省が公表した2019年のデータでは、

  • 男性の平均寿命は81歳
  • 女性の平均寿命は87歳

2009年をピークに人口が減少していることと

高齢者の増加を考えれば、

運用しなければ年金が枯渇しますよね。

そこでGPIFは投資運用を行っているのです。

 

 

この事実を踏まえて、

政府が将来を心配して投資をしているのに、

個人が2000万円問題などの

老後不安を抱えながらも

投資をしない理由が見つからない。

銀行預金ではお金が増えない時代です!



運用手法

GPIFの運用手法をご紹介します。

私がGPIFのポートフォリオを見て

思ったことは美しいの一言。

 

投資先を

  • 国内債券
  • 国内株式
  • 外国債券
  • 外国株式

に分散しているからです。

しかもそれぞれの投資比率を25%に分けて!

 

2006年に設立した頃は

今のポートフォリオと異なります。

 

2006年4月〜

2013年6月〜

2014年10月〜

2020年4月〜

 

保有銘柄の一覧はコチラから確認できます。

各年度をクリック後、

保有全銘柄についてをクリックすれば

エクセルで見られます。

 

 

運用実績

GPIFの運用額は2020年6月末時点で

162兆円を超えています。

なんと、運用資産額世界トップです。

 

1位⇒日本GPIF

約1兆5,492億ドル

※2020年6月時点

 

2位⇒ノルウェー政府年金基金

約1兆1,953億ドル

※2019年末時点

 

3位⇒アメリカFRTIB

約5,589億ドル

※2018年末時点

 

 

2019年の運用実績

2019年度は収益額が

-8兆2,831億円(収益率-5.20%)となり、

めちゃくちゃ叩かれました。

 

赤字も赤字。まっかっか。

後輩(3年目)

私達の年金を返せー!

後輩(5年目)

GPIFは何をやっているんだー!

なんて言う国民も出てきました。

 

第一四半期【4月-6月】
FRBの金融緩和姿勢を示し株価上昇

第二四半期【7月-9月】
FRBの金融緩和実施により株価上昇

第三四半期【10月-12月】
米中貿易協議の進展により株価上昇

第四四半期【1月-3月】
新型コロナウイルスにより株価暴落

 

ざっくり四半期毎にまとめましたが、

コロナショックがあったから

仕方ないでしょう。

 

累計収益額を見ても

2001年から57兆円の収益ですし、

短期の損失で評価してはいけない。

 

2020年6月末の運用実績

期間収益額は+12兆円!

期間収益率は+8.30%!

累計収益は大台の70兆円を突破!

 

分散投資の代名詞として

GPIFが活躍していくのを

楽しみにしていきたいですね。

 

 

まとめ

世界トップの年金基金である

日本のGPIFの投資方法は

分散投資でした。

 

真似をすれば必ず儲かるとは限りませんが、

一つの参考としてみてはいかがでしょう。

 

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。



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