皆さん、こんにちは!
いな穂と申します。
ダウの犬戦略という言葉をご存じですか?
高配当投資で参考になる投資手法です。
時間も掛からず、買った後は放置しておけばいいので、ご紹介していきます。
目次【本記事の内容】
ダウの犬戦略とは
NYダウの銘柄から配当利回りの上位10銘柄に均等投資をする手法です。
方法はつぎのとおりです。
- NYダウの配当利回りを調べる
- 配当利回りの高い順に並び替える
- 上位10銘柄を均等に購入する
- 1年後まで持ち続ける
これを一年周期でひたすら繰り返すだけです。簡単ですよね(笑)
では、細かくみていきましょう。
NYダウとは
正式名称はダウ・ジョーンズ工業株価平均といいます。
アメリカで上場している企業の中から、ダウ・ジョーンズ社が30社を算出しています。
選ばれる銘柄はアメリカのみならず、世界を代表する企業ばかりで、世界中の投資家が注目する指標といえるでしょう。
今までのチャートはこちら
昔から持ち続けている人は大富豪になっているでしょうね(笑)
ポートフォリオの作成
では、実際にポートフォリオを作成してみましょう。
こちらがNYダウの30銘柄です。
9月9日現在の株価と配当利回りを表示しています。
つぎに配当利回り順に並び替えましょう。
結果はこのようになりました。
世界を代表する企業なので、配当利回りは低いのかと思いきや、結構高い水準だと思いませんか?
では最後に上位10銘柄に均等投資します。
仮に100万円を投資するのであれば、このようなポートフォリオになりました。
株価が高い銘柄もあれば低い銘柄もあるので、完全な均等割りはできませんでしたが、だいたい目安はこんな感じ。
100万円もできないよ。って方は購入単位を半分にして50万円とか、4分の1にして25万円でやってみてもいいと思います。
メリット・デメリット
もちろん、ダウの犬にもメリット・デメリットが存在します。
メリット
・投資方法が簡単
1年に1回の確認でいいので、時間をかけずに投資が出来ます。
・値上がり益が見込める
世界を代表する企業なので、需要が高く株価の値上がりを期待できます。
・高い配当金を受け取れる
配当利回り上位10銘柄なので、配当金を多く受け取れます。
デメリット
・企業の業績を加味しない
一番のデメリットといえるでしょう。
配当利回りが高いということは、純粋に配当金が多く支払われているだけではなく、株価が暴落している可能性があります。
購入した後も株価が下がり続ければ結果的に損をすることだって十分に考えられますよね。
ちなみに、配当利回り1位のダウ・インクは今年上場したばかりですが、徐々に下がり続けているんです。
配当利回りが高いというだけで判断してはいけませんよ。と過去に説明しています(笑)
まとめ
ダウの犬投資はシンプルで投資初心者が参考にするにはうってつけです。
私も米国株投資を始める際は、NYダウの採用銘柄や世界を代表する企業から調べていました。
企業の基盤がしっかりしていて高い配当金を支払えるのは超優良企業だと思いますので、NYダウやS&P500に採用されているような企業を選んでみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。