以前、ダウの犬戦略について記事を書きましたが、ダウの犬戦略は簡単に高配当投資ができるといったものです。
ただ、実際にダウの犬戦略をしている人を見かけません。そこで、本当にこの投資方法が良いのか実際にやってみようと思います!
つまり1年掛けての企画です。
目次【本記事の内容】
ダウの犬戦略とは
年末の株価を基準に、NYダウの採用銘柄から配当利回り上位10銘柄に均等投資をする手法です。
方法はつぎのとおりです。
2.配当利回りの高い順に並び替える
3.上位10銘柄を均等に購入する
4.1年後まで持ち続ける
これを一年周期でひたすら繰り返すだけです。
1年後には再度配当利回りの高い順に並び替えて、10位以内に入らなかった銘柄を売却し、新たに10位以内に入ったものを替わりに購入します。
配当利回りのランキングから外れたということは、【配当金÷株価】の式で考えてみると、
①配当金が減配になった
②株価が値上がりした
このどちらかの理由によりランキングから外れるということなので、①の場合はより高い配当金を得る為に銘柄変更、②の場合は利益確定の為に売却できますね。
メリット・デメリット
もちろん、ダウの犬にもメリット・デメリットが存在します。
・投資方法が簡単
1年に1回の確認でいいので、時間をかけずに投資が出来ます。
投資に時間を掛けたくない忙しい人ほど、適した投資方法といえますね。
・値上がり益が見込める
世界を代表する企業なので、株価の値上がりも期待できます。
2019年のダウ平均株価のトータルリターンは25%です!もちろん、大きく値上がりした株や値下がりした株もありますが、全体で25%のトータルリターンは驚異的な数字です。
・高い配当金を受け取れる
配当利回り上位10銘柄なので、配当金を多く受け取れます。
後ほど画像を表示しますが、配当利回りの高いものでいえば5%を超える銘柄もあり、配当金の受取りが楽しみになりますよ!
・企業の業績を加味しない
配当利回りが高いということは、純粋に配当金が多く支払われているだけではなく、株価が暴落している可能性があります。
購入した後も株価が下がり続ければ結果的に損をすることだって十分に考えられますよね。
配当利回りが高いというだけで判断してはいけませんよ。ということです。
ブログでもYouTubeでも高配当投資をしている方はいらっしゃいますが、ダウの犬戦略をしている人は少ない気がしました。
なぜなら、業績を加味しないのであれば投資対象となり得ない銘柄も買わなければならないから。
だからこそ私が身銭を切ってチャレンジしてみようじゃないかと思い立ったわけです!
1年後まで放置するだけにはなりますが、それでは寂しいので毎月1回の経過報告も行う予定です。
ポートフォリオの作成
ブルームバーグを基に2019年12月31日時点の株価と配当利回りを作成しました。
どれだけ知っている銘柄がありますか?
つぎに配当利回り順に並び替え、上位10銘柄を選択します。
・・・んんん!?
10銘柄のうち、7銘柄は既に別口座で保有している(笑)
では最後に上位10銘柄を均等割りしましょう。
今回は30万円を使ってダウの犬を購入してみます。
投資金額が中途半端な理由はリセッションが怖いから(笑)
だいたい近い数字で割り振ることが出来ました。
いざ購入!
実際に購入してみた
私は楽天銀行をメインで投資を行っていますが、ダウの犬戦略も同じ証券会社でやってしまうと同じ銘柄も保有しているのでトータルリターンが分からなくなります。
そこで、口座開設だけしていたSBI証券を活用します。為替手数料も安いですし。
注文方法は指値注文と成行注文があるわけですが、今回は成行注文で買付を行います。
売買価格を自分で設定して注文する方法。
自分が希望する価格で取引ができれば良いのですが、買いの時は価格が希望した価格以下でなければ買えませんし、売りの時は価格が希望した価格以上でなければ売れません。
売買しようと思ってもチャンスを逃してしまう可能性があります。
希望する価格を設定せずに注文する方法。
指値注文のように売買チャンスを逃すことはなく、買いたい時に買え、売りたい時に売れます。
しかし、価格を設定しないので、自分が想定していなかった価格での取引となるケースもあります。
アメリカの株式市場は23時30分から始まりますが、夜中にスマホをポチポチする元気があるなら市場が開いた後で指値注文をすれば、わりと希望する価格で購入できます。
しかし、正月は忙しいよー!と嘆く人でも参考になるよう簡単な成行で注文しました。実際、私も1月2日は出かけていたのでポチポチする時間はありませんでした。
最終的にこのような結果になりました。
今後の値動きに期待しましょう。
まとめ
新しい年になって、新しいことにチャレンジするための企画となります。
上がった時は本当にリターンが出ることの証明になりますし、下がった時は話のネタとして美味しかったと考えたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
また次回の記事を楽しみにしていて下さい。