9月はアメリカの大統領選挙に向けたテレビ討論会がありました。バイデン氏が大統領になると米国株投資家にとって向かい風になる可能性も?
しかし、投資銘柄をしっかり選べば2週間で34%で上昇したETFも存在しますので、状況に応じた投資が必要になります。
では本日も9月分の出来事と成績を確認していきます。
9月の出来事といえば、大統領選挙に向けたテレビ討論会でしょう。
トランプ氏がバイデン氏の邪魔をするニュースは私も見ていて良い気持ちにはなりませんでしたね。それがトランプ氏の狙いだったのかもしれませんが。。。
大統領選挙はいつ?
大統領選挙は2020年11月3日が投票日となっています。
トランプ氏の支持率は10月16日時点で
支 持 44.8%
バイデン氏が優勢という結果になっています。
このままバイデン氏が優勢のまま投票日を迎えるのか、トランプ氏の逆転勝利という結果になるのか、米国株投資家にとって大きなイベントとなりそうです。
バイデン大統領になると?
バイデン氏の主要政策の税制では、
- 法人税率を21%から28%へ引き上げ
- 個人所得税の最高税率を引き上げ
- 低所得者向け税控除拡大
これらを掲げています。
米国株投資を行う我々にとって、会社の利益の一部を頂く形となっています。
しかし、会社の利益が税金によって減少してしまうと、例えば配当金が減配になる可能性だってあります。

嫌ですねぇ。
バイデン氏としては高所得者と低所得者の経済格差を縮めるために行う税制ではありますが、投資家目線で考えるとマイナスですね。
クリーンエネルギーへの投資
バイデン氏はクリーンエネルギー革命として、クリーンエネルギーのインフラに2兆ドルを4年かけて投資する計画です。
クリーンエネルギーとは?
二酸化炭素などの大気汚染物質を発生しない風力・太陽熱・水力・地熱・潮力などのエネルギーをさします。
有名なクリーンエネルギーといえば太陽光発電でしょう。
ソーラー関連銘柄を対象とするインベスコ・ソーラーETFのTANは株価が大幅に上昇しました。
9月24日から10月7日までの約2週間で
55.77ドルから75.18ドルへ上昇。
=34.80%

2週間で34%も伸びていますね~
大統領選挙の結果によって株価が下がる銘柄と株価が上がる銘柄が存在します。
短期投資ではトレンドに乗るということが大切かもしれませんね。
さて、
本題のダウの犬戦略結果報告です。
9月はどうだったのでしょうか。
評価額
一番下のエクソンモービルをご覧ください。
評価損益がマイナス51%です。エクソンモービルに全資産を投入していたら半分になっていましたね。
前回、ダウ銘柄から外されたエクソンモービルとファイザーはというと。。。
2.77ポイント悪化。
7.94ポイント悪化。

どこまで悪化するのでしょうか。
配当金
9月は配当金をたくさん受け取りました。
その額はなんと15.01ドル!
高配当投資の楽しみは配当金です。
ただ、今まで受け取った配当金6,000円弱に対し、評価損はおよそ7万円。

なんとも言えない
気持ちになります。
ダウ平均株価に採用されている中からエクソンモービルを紹介します。
ただ、現在ではダウ銘柄から除外されてしまいました。
エクソンモービルは
世界第3位の石油会社です。
シェブロンの銘柄紹介時にもこの棒グラフを使いましたが、エクソンモービルは世界第3位に着けています。
ロイヤル・ダッチ・シェルはオランダ、
BPはイギリスの企業ですので、
アメリカでいえばエクソンモービルがトップとなります。
とはいえ、エクソンモービルにとって2020年は最悪の年と言えるでしょう。
- サウジアラビアとの原油価格戦争
- コロナショックによる原油需要減少
- クリーンエネルギーの脅威
サウジアラビアとの原油価格戦争
2020年3月には石油輸出国機構(OPEC)と非加盟国のロシアが原油の減産に同意せず事実上の石油価格戦争が起こりました。
コロナショックによる原油需要減少
新型コロナウイルスの感染拡大によりロックダウンが起こりました。人々が移動せず会社も停止すれば原油の需要も減少します。
クリーンエネルギーの脅威
バイデン氏が大統領となればクリーンエネルギーへの投資が強化されるので、石油会社は斜陽産業化するかもしれません。
配当貴族のXOM
エクソンモービルは連続増配銘柄として高配当投資家から好かれています。
連続増配年数は驚異の37年!
2001年・1997年・1987年には大きく配当金が減少しています。

減配したのか?
と考えてしまいますが、
その理由は株式分割です。
株価が半分になったので配当金も半分になったというわけです。
エクソンモービルは毎年5月の配当金が前回の配当金に対して増配していましたが、2020年5月の配当金は1株当たり0.87ドル。
2020年2月の配当金0.87ドルから増配していないので連続増配銘柄とは言えませんね。減配していないだけ優秀かもしれませんが。
個別株に対しバイ&ホールドを行うことはリスクが大きいとコロナショックで学びました。
時代と共に変わる企業もあれば時代の変化についていけず淘汰される企業も存在します。
クリーンエネルギーが注目され始めた今、石油会社の行方を見ていきたいところです。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。