【ダウの犬戦略】7ヵ月目の収益と銘柄紹介【VZ】

運用実績

7月は歴史的な出来事が二つもありました!

株式市場にも大きな影響が発生しています。

 

今月もダウの犬戦略の振り返りと、銘柄紹介をしていきます。



目次【本記事の内容】

  1. 出来事
  2. ダウの犬実績
  3. 銘柄紹介
  4. まとめ
【ダウの犬戦略】7ヵ月目の収益と銘柄紹介【VZ】

出来事

7月の出来事で世界の投資家たちが驚いたことといえば、

金価格の史上最高値

アメリカGDP過去最悪

こんなところでしょうか。

 

一方で史上最高値、一方で過去最悪

歴史上で大きな出来事が1か月の間に発生したことは珍しいかもしれませんが、この二つの結果には密接に関わりがあると感じます。

 

金価格の史上最高値

2020年7月27日に金価格が史上最高値を更新しました。

2011年9月の最高値1923.7ドルを上回り、1トロイオンス=1944.35ドルとなりました。

1トロイオンスっていくらだよ

という声も聞こえてきそうなので、
グラムでいえば31.1gです。

100円玉6~7枚ぐらいの重さの金が約20万円もするって正直驚きます。

ちなみに、8月に入ってからも金価格は上昇し続け、8月7日には2,078ドルの高値を記録しました。

以降、暴落していますけどね。。。

 

金価格の上昇理由はいくつかありますが、

新型コロナによる先行き不透明
米国の実質金利マイナス
ドル指標の低水準

これらが主な要因と言えるのではないでしょうか。

 

新型コロナの感染が収束しない限りは経済活動の回復も見込めません。となれば、企業の業績も低迷し株価も下落する。
実質金利がマイナスとなれば債券に魅力が無くなるので、債券価格も下落する。
金はドルの代替資産とよばれます。金価格が上がればドルが下がり、ドルが上がれば金価格が下がる。いわば逆相関の関係にあると言われているからです。7月はドル安が進んでいました。

 

株式もダメ。債券もダメ。ドル安傾向。

消去法で金が選ばれました。

 

 

アメリカGDP過去最悪

 

7月30日に発表されたアメリカのGDPは過去最悪の数字となりました。

GDP(4-6月)は-32.9%となり、過去の推移と比較しても圧倒的に低いことがわかります。

2008年頃のリーマンショックですら-5%程度なのに、6倍近い数値を叩き出した新型コロナの影響は甚大です。

 

日本貿易振興機構(ジェトロ)がわかりやすくまとめています。

 

GDPの構成要素は

消費+投資+政府支出+純輸出

でしたね。

 

それぞれの前期比年率を確認すると、

  • 消費 △34.6%
  • 投資 △49.0%
  • 政府支出 2.7%

外出禁止や営業休止等により個人の消費企業の投資が大きく減少しました。

 

ワクチンの開発や政府の景気刺激策が遅れている状況であり、今後しばらくは回復しないかもしれませんね。



ダウの犬実績

 

さてさて、毎月お楽しみのダウの犬戦略結果報告です。

7月は皆さんが想像しているとおりの結果です。

 

評価額

ファイザーの株価が上昇しました。

新型コロナウイルスのワクチン開発に成功すれば、アメリカ政府が約2,100億円をファイザーに支払うと発表したからです。

ファイザーには頑張ってもらいたい。
経済の為にも。株価の為にも。。。

 

配当金

7月の配当金はコカコーラとシスコシステムズのみでした。

金額でいえば合計2.81ドル。

コカコーラが2本は買えますね。

 

7月までの株価は優れない結果となりましたが、8月に入ってからオールドエコノミーへの資金移動が顕著です。

オールドエコノミーとは
古くからある従来型のビジネス

ニューエコノミーとは
IT革命によって生まれたビジネス

ダウの犬に採用されている銘柄はオールドエコノミーが多いので、今後に期待したいです。

 

銘柄紹介

本日はダウ平均株価に採用されている中からベライゾン・コミュニケーションズ(以下ベライゾン)を紹介していきます。

ベライゾンは通信サービスで世界最大級の企業です。

 

日本でいう

  • ドコモ
  • ソフトバンク
  • au

と考えていただければ大丈夫です。

 

しかし、規模が全然違います。

日本の3大キャリアと呼ばれるドコモ・ソフトバンク・KDDIの売上を合計すると約14兆円です。

 

アメリカ2大キャリアのベライゾンとAT&Tの売上を合計すれば3,130億ドル。

円換算(106円)で約33兆円ですからね。

世界最大級と呼ばれるのも納得です。

 

5Gに力を入れるベライゾン

ベライゾンは5Gに向け技術開発を進めています。

 

5Gとは第5世代移動通信システムのことをいいます。

1G
持ち運びのできる携帯電話サービスが開始。
2G
デジタル技術が進歩し、メールが可能。
3G
静止画・ブラウザ・動画の利用可能。
4G
高速化とスマホの普及。

 

5Gでは3つの技術が期待されています。

超高速化
超多数同時接続
超低遅延

 

超高速化

4Gの通信速度では1Gbpsが最大ですが、5Gでは最大20Gbpsが期待されます。

単位がわからないという人でも、今の20倍速くなると言われればスゴイとわかりますよね。

超多数同時接続

IoT機器のようなインターネット接続の製品がますます開発されていくことでしょう。

私たちの生活も豊かになること間違いなし!

超低遅延

スマホのゲームに一時期ドハマりしていた私ですが、PvPのようなプレイヤー同士の戦いになるとラグが発生します。

こっちの画面では相手にダメージを与えているのに、実際には回避されて当たっていなかった。なんてことがしばしば。

5Gに伴い、ゲーム業界も盛り上がりを見せそうです。

 

 

銘柄分析

前回の記事でも紹介しましたが、バフェット太郎さんは高配当株投資を行う際は、5つのポイントを基準に決めています。

  1. 配当利回り
  2. 配当性向
  3. 配当実績
  4. フリーキャッシュフロー
  5. セクター

今後紹介する銘柄は投資価値があるのか、5つの基準で確認していきましょう。

 

配当利回り

配当利回りは平均3%
高配当は4%が基準となっています。

配当利回りが高いと減配する可能性があります。

 

ベライゾンはというと…

直近配当利回り4.20%

高すぎず低すぎず、
良い感じ♪

 

配当性向

配当性向は配当の余裕度を測る指標です。

計算式はこちら。

1株当たり配当金÷1株当たり利益

会社が生み出した利益のうち、どれだけ配当還元を支払っているかがわかります。

つまり高すぎると支払いの限界がきて減配。となるわけです。

 

ベライゾンの配当性向はこちら。

増配より増収が上回っているおかげで、配当性向は減少傾向にあります。

ザ・安定

 

配当実績

2002年10月から1年間と2003年10月から1年間の配当金合計が1.38496ドルで同じです。

2003年からは増配を継続していますので、連続増配年数は17年と言う結果になりました。

ただ、大きな減配もなく緩やかな増配を続けているので、今後も減配の懸念は低いといえます。

 

フリーキャッシュフロー

フリーキャッシュフローとは、会社が1年間に生み出した資金のうち、自由に使えるお金のことをいいます。

計算式はこちら。

営業CF-投資CF

自由に使えるお金が無ければ、配当金も支払えませんよね。

 

同業種平均のフリーCFと比較しても、十分なフリーCFがあります。

財務内容に問題なし!

 

セクター

セクターがなぜ重要なのかというと、安定した配当金には安定した売上を確保しなければならないからです。

セクターは以下に分けられます。

  • エネルギー
  • 公益事業
  • コミュニケーション・サービス
  • 生活必需品
  • ヘルスケア
  • 一般消費財
  • 金融
  • 資本財・サービス
  • 情報技術
  • 素材
  • 不動産

金融・資本財・素材などは景気に左右されるため、シクリカル銘柄と呼ばれています。

ベライゾンはコミュニケーション・サービスなのでディフェンシブ銘柄です。

 

買い?

5つの基準で確認すると、ベライゾンは買いだと私は判断しました。

実際、バフェット太郎さんもベライゾンを保有していますね。

 

まとめ

先日のブログでも書いたように、メインで使っている楽天証券では高配当株式投資から撤退しました。

しかし、ダウの犬戦略は1年間継続すると決めたので12月までは続けます。

来年するかと言えば、たぶんしないでしょうね(笑)

 

高配当の個別銘柄への投資は非常にリスクが高いといえます。

自己責任で投資を楽しみましょう。

 

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。



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