2020年3月9日は米国市場でサーキットブレーカーが発動しました。
家のブレーカーが落ちるのと同じで、米国市場が止まりました。
サーキットブレーカーの発動条件や投資家としての今後についてお話していきます。
目次【本記事の内容】
米国市場をみる
2020年1月からコロナウイルスの感染が拡大し、株価は下落傾向にあります。
アメリカの代表的な株価指数S&P500はジェットコースターのようになっていますね。
株価暴落によりツイッターでもぎゃあああああ!と叫んでいる人多数。
そして2020年3月9日の日本時間深夜にサーキットブレーカーが発動しました。
赤丸の箇所を見てみると株価が動いておらず、株価が停止している状態と言えます。
この現象を
サーキットブレーカーと呼びます。
サーキットブレーカーとは
正式名称は
Market-Wide Circuit Breakersです。
NasdaqのMarket-Wide Circuit Breakers: What You Need to Knowを引用すれば、市場価格が大幅に下落した場合に取引が停止される機能のことをいいます。
S&P 500インデックスの前日の値に基づいて毎日計算され、3つの基準で市場での取引が停止します。
レベル1
発動条件
前日の終値に対し7%下落
発動後
15分間の取引停止
取引再開後
レベル2、レベル3の下落が発生しない限り取引は継続される
3月9日は取引開始後に7%の下落が発生したため、レベル1のサーキットブレーカーが発動しました。
レベル2
発動条件
前日の終値に対し13%下落
発動後
15分間の取引停止
取引再開後
レベル3の下落が発生しない限り取引は継続される
サーキットブレーカーは一日に何度も発動せず、レベル1が発生した後に再度7%の下落が起こったとしても発動しません。
しかし、13%の下落が起こればレベル2のサーキットブレーカーが発動します。
レベル3
発動条件
前日の終値に対し20%下落
発動後
その日は取引停止
S&P500がいきなり20%の下落して、パニックによる過度な売買が起こらないよう、取引が停止するわけです。
投資家の行動
株価が下落するということは、株式が売られている状態です。
仮に株価が10ドルだとすれば、
10ドルで買いたい人と売りたい人の数が均衡していると言えます。
その後、9ドルでもいいから売りたい!という投資家が増えると売りが先行するので株価が下落します。
コロナウイルスの感染拡大を懸念し、世界中の投資家たちがリスク資産から資金を引き揚げる為に売り注文が大量に起こり、株価暴落となりました。
いな穂の投資スタイル
私の投資スタイルはバイ&ホールドです。
理由は簡単。
売り買いする時間がもったいないから(笑)
現在は含み損を抱えている状態ですが、私が下落に耐え切れず損切り覚悟で売却すれば、
つぎの買い注文が出せないと考えています。
株価が落ち着いたと思って全力買いした後に再度下落したらどうしよう。
まだ下がると思っていたのに、いつの間にか反発してチャンスを逃した。
悩むぐらいなら放置する方が良いと思っています。
まとめ
暴落して一か月分の給料以上の含み損を抱えている状態ですが、特に気にしていません。だって売却しない限り損失じゃないから(笑)
余剰資金で投資をしているので引き出す予定もないですし、放置していれば配当金も入るので問題ありません!
一つ言えるのは、
サーキットブレーカーって名前がカッコイイ。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。