皆さん、こんにちは!
いな穂と申します。
私たちが利用している銀行のサービスについて調べたことがありますか?
お金の基礎知識を学ぶためにも、銀行の三大業務といわれる預金・融資・為替について解説します。
今回は預金についてお話します。
預金業務とは
お客様の資産をお預かりする業務全般のことをいいます。
現金として持っておくと、物理的に邪魔だったり、強盗・紛失などのリスクが発生します。
そんな不安を解消するために預金業務があります。
銀行はお預かりした資産を運用し、お客様には利息を支払います。
種類について
預金にはいくつか種類があります。
それはお客様の目的に応じて作られてきたからです。
主な預金商品は以下の4つです。
用途によって使い方が違うので、それぞれ解説していきます。
・普通預金
銀行預金といえば普通預金のことを指します。
自分の財布のように利用でき、お金の出し入れや給与の自動受取、家賃の自動支払いもできます。
・当座預金
普通預金と似た性質の商品ですが、決定的な違いは利息が付きません。
なぜなら、当座預金は手形や小切手の支払いに使う決済用口座だからです。
用語説明
- 手形とは現金の代わりに受け取る有価証券のことです
- 小切手とは券面に表示された金額の支払いを委託する有価証券のことです
説明されてもわかりませんって思いますよね(笑)
当座預金は事業をしている人が利用しています。
材料の仕入れやサービスを受ける時に現金をそのまま渡すと危ないので有価証券(紙切れのようなもの)を渡しています。
手形と小切手の大きな違いは現金として受け取れるタイミングです。
手形は記載されている期日にならないと現金にできません。
しかし、小切手はすぐに現金にできるので、即金性があります。
また、預金保険制度の全額保護対象で、この説明については後日お話していきますね。
・定期預金
期間を定め、満期日に預け入れたお金と利息が受け取れる商品です。
定期預金の特徴は、預け入れると満期日が来るまで払い戻しができません。
その代わり、普通預金の利率より高めの利率設定がされています。
いろいろな銀行が大口定期預金という商品を提供していますが、これはだいたい1,000万円から預け入れ可能で、定期預金の中でもさらに高い利率設定となっています。
しかし、今となってはどこの大口定期預金も微々たる利率。
昔の預金利率はすごいなーと感心しています(笑)
・定期積金
これは一度ご紹介しましたね!
→パーキンソンの法則から収入と支出のバランスを考えよう
一定の金額を一定の日に預け入れ、満期日に積み立てたお金と利息を受け取るという商品です。
これは運用が目的ではなく、自分の貯蓄目標を達成するための商品です。
1年後や5年後に大きな出費が控えているのであれば、定期積金をオススメします。
まとめ
- 普通預金は個人向け
- 当座預金は事業者向け
- 定期預金はお金を運用する人向け
- 定期積金はお金を貯める人向け
このような仕訳になります。
普通預金しか使っていないのであれば、メインバンクの預金商品を調べてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。