2021年卒の就職活動が本格的に動き始めていますね。
6月からは企業の選考開始となり、様々な企業へ試験や面接をしに行っていることでしょう。
銀行から内定をもらえればどこでも良い!
なんて考えていると、就職後に苦労します。

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銀行員8年目
本日は、週刊東洋経済で危ない地銀というテーマの記事を見つけたので、中身を確認していきましょう。
銀行員あるあるだと思いますが、他行のバッドニュースは皆好き(笑)
ワースト3
いきなりですが、危ない銀行ワースト3を発表していきます。
勤めている方はごめんなさい。
就職を検討している人は、これが客観的評価です。
評価のポイントは3つに分けられています。
2.成長性
3.健全性
どれも大事な項目ですので、しっかり理解しておきましょう。
収益性
収益性は銀行の稼ぐ力を見る指標です。
島根銀行を参考にすると、
なんということでしょう!
銀行の本来業務で稼いだ収益のこと。
本業で稼げていないのであれば、今後も期待できません。
ましてや2期連続で赤ですからね。
行員のボーナスカットが想像できる。。。
成長性
ここでの成長性とは、貸出残高の伸長率のことを指します。
ストック型ビジネスの典型ですので、貸出金が増えれば増えるほど銀行の利息収入は増えますよね。
豊和銀行を参考にすると、
伸びるどころかマイナス。
私が勤める銀行は融資貸出残高が下回ると大変なので、必死になって融資案件を探します。
下がることが考えられない(笑)
健全性
健全性とは不良債権比率と自己資本比率の高さで判断しています。
回収困難と判断された融資のこと。
自己資本比率とは
総資産に占める自己資本の比率で、
国際統一基準は8%です。
不良債権比率とは
銀行が企業にお金を貸します。
そのうち、1社が倒産して回収困難に。。。
1億円ずつ貸し出していた場合、10億円のうち1億円が回収困難(不良債権)となりましたので、
比率は1億円÷10億円
10.0%が不良債権比率となりました。
ちなみに、危ない銀行ランキング102位の横浜銀行の不良債権比率は1.3%です。
だいたい1~2%で推移しています。
では、スルガ銀行で確認します。
13%はヤバイ。
不良債権の多い店舗に勤務したことありますが、
- 債務者への取り立て
- 弁護士とのやり取り
- 裁判所とのやり取り
もう絶対やりたくないです!
銀行全体が13%の不良債権比率となると、毎日苦痛でしょうね。
まとめ
今回は危ない銀行ワースト3を紹介しました。
安全な銀行ベスト3を知りたいですよね。
それはお金を出して確認してください。
情報は金で買える時代です(笑)
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週刊東洋経済[本/雑誌] 2020年7月11日号 【特集】 銀行 地殻変動 (雑誌) / 東洋経済新報社 価格:730円 |
私は定期購読で自宅に届くようにしています。面白いので学生にも社会人にもオススメです。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。