ARCCがハイリスクハイリターンでも投資価値はある!

お金

皆さん、こんにちは!

いな穂と申します。

 

VYM・HDV・SPYDなどの優良ETFはご存じの人も多いと思いますが、高配当を超える超配当銘柄のARCCはご存じですか?

ARCCはETFではなく、アメリカの個別銘柄の一つです。

高配当投資において知っておきたい銘柄ですのでご紹介します。

 

 

 



ARCCとは

ARCCとは正式名称エイリス・キャピタル(Ares Capital Corporation)といって、アメリカの金融投資会社です。

対象とする企業は新興企業がほとんどで、銀行からの借入が難しい企業ばかりです。

銀行員の立場からいうと、創業したばかりの個人事業主や設立したばかりの企業は融資審査が通りません。担保を入れてもらうとか、保証会社を付けるとかしないとほぼムリに等しいです。

 

そんな企業に対して融資をすることで高い利益を得ることができます

銀行の主な利益は融資による利息収入と預金による支払利息の差額でしたね。

融資の貸出金利が高ければ利息収入も増えるのでハイリスクハイリターン企業を対象に融資や投資をする会社ぐらいの認識で大丈夫です。

 

メリット

最大のメリットは高い利回りです。

現在の配当利回りは8.59%

配当利回りは3%あれば高いと言われていますが、3倍近い数字をたたき出しているので驚異的ですね。

 

以前、PFFについての記事を書き、その時はPFFの配当利回りが高いと思っていましたが、さらにそれを超えてくる銘柄を見つけてしまい、興奮していた私がいます(笑)

 

 

そして、PFFとの違いは経費です。

PFFはETFなので経費率0.46%を支払わなければなりません

その点、ARCCは個別銘柄なので保有していても経費が差し引かれることはなく、安心して投資することができます。

 

デメリット

金融危機に弱いところが懸念すべき点です。

こちらのチャートをご覧ください。

リーマンショックが起こった2008年頃を見てみると、株価が20ドルから5ドル以下になりました。

資産が4分の1になってしまうリスクもあるということです。

 

新興企業に投資をしていることから、リーマンショックのような金融危機が起こるとデフォルト(貸し倒れ)が起こってしまい、貸し出したお金を回収できなくなってしまいます。

その後はアメリカの経済成長と一緒に株価は回復しましたが、過去10年をみるとほとんど値動きがありませんね。

優良ETFとの比較

今回はトータルリターンで比較をしていきます。

トータルリターンとは値上がり益と分配金を加味した総合収益です。

 

ARCCやPFFのような高配当銘柄は値上がり益があまり期待できません。

そこで、優良ETFと比較するためにトータルリターンで見ていきましょう!

こちらはモーニングスターのサイトを利用したものです。

左側にティッカーがあり、トータルリターンが3年、5年、10年と続きます。

過去5年と10年はHDVやSPYDができる前なのでデータはありませんが、3年を見てみるとARCCがトップです!

過去10年でVYMと比較しても0.3ポイントしか差がありません。

 

ちなみにPFFのトータルリターンは、どの期をみても最下位。。。

これがPFFに投資をしない理由です。

まとめ

金融危機が起これば資産が半分以下になるかもしれないハイリスクハイリターンの商品。

するかしないかは別にして面白そうな商品だったので調べてみると、なかなか興味を惹く銘柄でした。

ARCCに投資をしたときはまたお知らせします。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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